■6月『子育て相談室』より
Q.「家事や育児に夫の協力がない」
共働きで忙しいのに夫が非協力的。
親子で考える宿題も、「本人には言った。やらないやつが悪い」と手伝ってくれません。息子の友達のお父さんはよく宿題を見てくれるそうです。
★夫を責めても変わらない
仕事をしながらの家事。二人の子の子育て。夫に手伝ってほしいと思う気持ちはよくわかります。不思議なもので、心で責めていると、夫は余計に手伝ってくれません。〈私はこんなに忙しいのよ〉とあて付けの様に働いても夫は知らんぷりです。頼み方に工夫を。
「お願い!」「助かるわ!」「悪いわね!」と相手に歩み寄る努力を。
★日頃の何気ない会話の積み重ねが夫婦をつくります
「夫が子どもの宿題を見てくれない」ということですが、〈自分でチャレンジしてたくましく育ってほしい〉
という思いで、手を貸さないのかもしれません。宿題はひとつの例で、夫婦が互いの考えをどれほど知っているでしょうか。夫婦の話し合いはありますか。話し合うといっても、大げさなものではありません。
例えば、忙しい中で一緒にお茶を飲む5分、10分を大切に、「今日こんなことあってね」「あの事どうする?」と、相手の話を聴く中で、お互いの考えを知り、理解も深まり、子どもの教育への方向性も一致してきます。 ■主催
社団法人 倫理研究所
(文部科学省生涯学習政策局所管)
http://www.rinri-jpn.or.jp
|